◎コベントリーの詩人(『中国新聞』6月22日記事)

《記事要約》イギリスのコベントリー市で活動する詩人アントニー・オーエン氏が被爆地広島を訪問した。イギリス北部に位置するコベントリー市は第二次世界大戦時にナチス・ドイツ軍の空襲で壊滅的被害を受けた歴史を持ち、毎年8月6日になるとヒロシマナガサキデーの集いが開かれている。オーエン氏は広島女学院高や原爆資料館などを訪れ、平和祈念公園では詩の朗読会を開催した。また、コベントリー市長から広島市長に宛てた両市の友好関係の継続を期待する旨の「親書」を持参し、市役所に提出した。両市の「平和への橋渡し」の役目を果たした。

《私の考え・感想》
地図で確認したところコベントリーはロンドンに程近い位置にある地域のようです。地理的にいえば日本もイギリスも同じ島国。それぞれ国が歩んできた歴史は違う。風土も気候も異なる。だが、明治以降に日本と関係が深まった国の代表格であろう(そこに島国という共通項が強く働いていたかは分からないけれど)。例えば近代日本に産業革命を成し遂げたイギリスを手本に日本も文明開化を果たした。日英同盟もしかり。戦後は互いに親善を一層深め、リスペクトしあう間柄にもなっているのではないか。挙げるときりがないが、ハリー・ポッターロンドンオリンピック、シャーロックホームズ。イギリスの文化は洗練されている。最近ではウイスキーのマッサンも一躍有名に。イギリス北部に目を向けるとスコットランド独立というトピックスもある。これからもイギリスの文化や歴史からはたくさん学ぶことがある。意外にもイギリスに海外旅行にいくひとは少ないが、私は英国のスタイリッシュさが好きだ。イギリス紳士の心をもてるようにもなりたい。


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