◎巨人のエース(『中国新聞』5月12日記事)

《記事要約》 米メジャーリーグレッドソックス上原浩治投手が現地時間10日、トロントでのブルージェイズ戦で9回を無失点で締めくくり今季6セーブ目を挙げた。上原はこのセーブで日米通算100セーブに到達し、同時に日本では6人、日米通算では斎藤隆投手しか達成していない100勝100セーブを為し遂げた。


《私の考え・感想》 巨人のエースナンバーは桑田真澄や現在杉内俊哉が背負ってきた18番だと言われる。しかし、私にとって巨人のエースナンバーは19。上原投手が巨人時代に背負っていた番号である。現在19番をつける菅野投手もエースとして切れ味鋭い速球を放り込むが、リアルタイムにジャイアンツ上原をみてきた私の中ではおそらくこれからずっと背番号19・巨人エースは上原浩治投手で変わらない。 
 私は少年時代、野球少年だった。今でも一番好きなスポーツは野球であるし、日本のプロ野球は小さいころから馴染み深いものだ。物心ついたときから上原といえば巨人のエースだった。躍動感あるフォームはよく真似てみた。持ち味であるコントロールはメジャーの第一線でも武器として世界で通用しているし、彼のストレートの球筋はとてつもなく美しいし、関西弁のキャラクターや涙の敬遠、国際大会不敗神話など小さいときから憧れた選手の一人だった。
 メジャー当初にケガの影響もあり先発で打ち込まれていたのは悔しかったが、その後セットアッパー、クローザーとして復活したのにはわくわくしたし、いまだにレッドソックスというビックチームで活躍するのには驚きが大きい。上原浩治投手を象徴する言葉として有名なのが【雑草魂】。逆境でも地道に黙々と力を尽くし続ける姿勢は、自分も頑張らなきゃと思わせてくれる。
 雑草魂をもってこれからの就活の舞台に。自分らしさを出して工夫して。みっちりとたくさんの準備をして未来のために、立ち向かいたいと決意した。
 上原投手が将来ジャイアンツのユニフォームをまた着て松井監督のもと、投手コーチになっているのをTV中継で観るのが夢です。



雑草魂】