【最近の読書の譚】 『街道をゆく(沖縄)』/司馬遼太郎
街道をゆく 6/司馬遼太郎/
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司馬遼太郎の『街道をゆく』シリーズ。電子書籍で読みました。今回は沖縄・先島編。那覇から与那国島まで。今から30年、40年前の司馬さんの沖縄の旅の記録です。歴史小説はこの人の作品から読み始めました。『功名が辻』だった気がします。
昭和期の沖縄の様子が司馬遼太郎の視点、いわゆる司馬史観でつづられています。印象に残っているのは、八重山の島々が15世紀頃までは少なくとも、原始的な暮らしを営んでいたこと。
バブル時代よりも前、しかもこの段階では首里城も再建されていない時の沖縄の人の生活がのんびりと蘇った。
〈注:写真はブログ作者が昨年に旅で訪れた那覇市波の上宮〉
◎コベントリーの詩人(『中国新聞』6月22日記事)
《記事要約》イギリスのコベントリー市で活動する詩人アントニー・オーエン氏が被爆地広島を訪問した。イギリス北部に位置するコベントリー市は第二次世界大戦時にナチス・ドイツ軍の空襲で壊滅的被害を受けた歴史を持ち、毎年8月6日になるとヒロシマ・ナガサキデーの集いが開かれている。オーエン氏は広島女学院高や原爆資料館などを訪れ、平和祈念公園では詩の朗読会を開催した。また、コベントリー市長から広島市長に宛てた両市の友好関係の継続を期待する旨の「親書」を持参し、市役所に提出した。両市の「平和への橋渡し」の役目を果たした。
《私の考え・感想》
地図で確認したところコベントリーはロンドンに程近い位置にある地域のようです。地理的にいえば日本もイギリスも同じ島国。それぞれ国が歩んできた歴史は違う。風土も気候も異なる。だが、明治以降に日本と関係が深まった国の代表格であろう(そこに島国という共通項が強く働いていたかは分からないけれど)。例えば近代日本に産業革命を成し遂げたイギリスを手本に日本も文明開化を果たした。日英同盟もしかり。戦後は互いに親善を一層深め、リスペクトしあう間柄にもなっているのではないか。挙げるときりがないが、ハリー・ポッターやロンドンオリンピック、シャーロックホームズ。イギリスの文化は洗練されている。最近ではウイスキーのマッサンも一躍有名に。イギリス北部に目を向けるとスコットランド独立というトピックスもある。これからもイギリスの文化や歴史からはたくさん学ぶことがある。意外にもイギリスに海外旅行にいくひとは少ないが、私は英国のスタイリッシュさが好きだ。イギリス紳士の心をもてるようにもなりたい。
【スパークリングワイン】
◎ロシア∥サハリン∥LNG(『中国新聞』6月21日記事)
《記事要約》 ロシアのプーチン大統領はサンクトペテルブルクで会見し、北方領土問題の進展に向けた安倍首相との首脳会談への意欲を示した。プーチン大統領の訪日に関してはウクライナ危機に対ロシア強硬姿勢を貫くアメリカの動向もあり、具体的な見通しは立っていないと思われる。また、大統領はロシア側にとって、ウクライナ情勢を巡って日本がロシアに制裁を科したことが両国関係の発展・平和条約交渉を妨げていることにつながっているという認識を持っていることを発言した。
日本を戦略的パートナーと位置づけ、日本企業も参加するサハリン沖のLNG(液化天然ガス)生産については、政府として生産拡大を支援するとし、日本との経済協力の柱に資源開発を据える方針を強調した。
【駄目でもともと】